群馬県桐生市広沢町の田んぼでは地元の小学生が制作したかかしが稲の生長を見守っています。
かかしの制作は、子どもたちに稲作への理解を深めてもらおうと市内のパン屋「ベーカリーカフェレンガ」と金芳織物工場記念館が共同で主催する稲作体験の一環で行われました。本来であれば、希望者が集まってかかしの制作を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で広沢小の子どもたちが自宅などで制作し、今は7体のかかしが設置されています。
かかしは、東京オリンピック、パラリピックをモチーフに作られ、メダルをかけた選手など個性豊かなものが並びました。主催している記念館の学芸員丸山順功さんの話では「予想以上の出来栄えで驚いている。表情も豊かで立派に作ってくれた」と評判も上々だということです。
かかしは、稲刈りが行われる10月末まで鳥などから田んぼを守るとともに稲の生長を見守ります。